人権教育
令和3年度 人権・道徳教育講演会
11月18日(木)の7限目に、人権・道徳教育講演会を開催しました。
今年度の講演会は「命の大切さを学ぶ教室」です。広島市在住の三浦由美子さんをお招きし、ご講演いただきました。三浦さんの長男・伊織さん(当時16歳)は、平成23年5月2日、自転車で帰宅中に、飲酒運転のトラックにはねられて亡くなりました。現在、三浦さんは、誰一人として加害者にも被害者にもなってほしくないという思いから、飲酒運転根絶についての啓発活動や講演活動を行っています。
本日のご講演では、事故当時の状況やその後の家族の様子、加害者とのやりとりなどを具体的にお話ししてくださいました。生徒たちも真剣に三浦さんのお話を聞き、交通事故やそれに関わる人権問題に対する考えを深めていました。
*人権教育推進委員の感想
「人は存在するだけで価値がある」という言葉が心に残っています。私たちは毎日、明日が当たり前のように来るような気持ちでいますが、このように文章を書いている今も、生きることが叶わずに亡くなっていく人がいます。今日の講演で「生きている」ということは当たり前ではないのだと改めて感じました。だからこそ、生んでくれた母親や育ててくれた人の気持ちに感謝し、一日一日を大切にしていこうと思いました。そして、このような悲しい事故が二度と起こらないように、加害者にも被害者にもならないように、今日の講演をずっと忘れないようにしていきたいです。