THE GREEN HEARTs訪問
10月30日(水),エシカルクラブの3名が海陽町宍喰浦にある「THE GREEN HEARTs」を訪問しました。THE GREEN HEARTsはNPO法人ゼロ・ウェイストアカデミーから,ゼロ・ウェイスト活動を実践しているとして認証された,手作り無添加スパニッシュカフェです。今回は,食品ロスやゼロ・ウェイストに向けた知識や理解を深めるために,様々なことをインタビューしてきました。
Q.今回,どのような活動が「ゼロ・ウェイスト活動」として認証されたのですか?
A.ゼロ・ウェイスト認証制度には8項目あり,そのうちの1項目を満たせば認証されるのですが,今回は7項目満たすことができました。例えば,ステンレス製のストローや手作りのラップ,洗って使えるキッチンペーパーなどを使ったり,余った食材はニワトリの餌にしたり,できるだけゴミが出ないように取り組んでいます。また,提供する料理のご飯の量もお客さんが選べるように設定し,食べ残しがないように工夫しています。
ステンレス製のストロー(自家製ジンジャーエール)
手作りのラップと洗って使えるキッチンペーパー
Q.食品ロスやゼロ・ウェイストに関心をもったきっかけを教えてください。
A.東日本大震災が起こったときに,食べ物の風評被害だ出たりして,心の底から笑顔で料理を提供できなくなってしまいました。そこで,世界に旅に出ようと思い立ち,海外から日本を見てみると,日本の食品ロスの多さや添加物の多さに改めて気付きました。そこで,「自分がもう1度笑顔でお客様に料理を提供するためには,まずはこういった食の問題をなくしたい」と決心したことがきっかけです。無添加料理を提供することで,お客様に食の問題について考えてもらうきっかけになればなと思っています。
Q.地方と都会では,食品ロスやゼロ・ウェイストに向けた取り組みに何か違いはあるのですか?
A.地方には「田舎の強み」「人とのつながりの強さ」があります。例えば,田舎なら,知り合いの農家や漁師さんから直接食材を仕入れることができます。そうすることで,梱包や輸送で発生するゴミを減らすことができますし,地産地消を実践することができます。また,店内のテーブルなども,知り合いから譲り受けたものを再利用しています。こういったことは,都会ではなかなか難しいと思います。当然,都会にしかできないこともあると思いますが,「人とのつながり」というのは,「田舎の強み」だと思います。
Q.これから私たちは,学校や自宅で食品ロスやゼロ・ウェイストに向けた取り組みを実践したいと考えているのですが,どのようなことから始めてみればいいですか?
A.まず,高校生がこういった問題について考えてくれることが嬉しいです。身近なところにヒントはたくさんあります。例えば,ステンレス製のストローはインターネットで購入できますし,ラップの作り方もインターネットで調べればすぐにわかります。洗って使えるキッチンペーパーは近くのドラッグストアでも購入できますよ。
まずは,無理をせず,「楽しもう」という気持ちで取り組んでほしいです。私たちも,楽しくてこのような活動をしています。
ここでは書き切れないほど,たくさんのことを教えていただきました!!生徒たちは,
「身近なところに,こんなにも食品ロスやゼロ・ウェイストに向けて考え行動している人たちがいるとは・・・」
と刺激を受け,自分たちもできることから取り組もうと意気込んでいました!!
今回はご協力ありがとうございました!!
そして,早速,教えていただいた洗って使えるキッチンペーパー購入しました!!自宅や学校の調理室で使用してみます。