【サッカー部♯17 課題と向き合ってつかんだ1点】
◆令和5年8月5日(土)13:15
会場:上桜スポーツグラウンド
対戦相手:小松島高校 1(0-0、1-1)1 得点者:前田将 35分ハーフ
・先週の練習試合での敗戦から1週間。ご招待頂いたカップ戦1回戦で再度小松島高校と対戦。
この1週間は対人練習メインに長距離1対1で相手についていく練習とサイドエリアで数的有利を作ってボールを運ぶ2つに特化してトレーニングを積んできた。前者の結果であるが、まだ自分と相手の能力差を把握した距離感がつかめずドリブルで抜かれることが多く圧倒される。後者は、インターハイ予選やフットサル四国大会で得た課題をもとに、長期的にとりかかっていく必要がある。「ボールを止めて、蹴る」「相手をはがす」よく言われている二つの言葉であるがバリエーションも多く、時間のかかる作業である。サッカー経験の少ない本校では非常に難しい作業であるがフットサルの経験値は大きかった。
・試合開始からボールを握る相手校、ミドルゾーンからプレッシングを始める本校の構図ができあがる。個人、チームとしても格上に対し、どこのエリアで数的・質的優位を作るか理解しながら向かい合った。圧倒的にボールを握られるも前半はいつも通り粘り強く戦う。特にDFラインのクリアミスが少なく高い位置での2次攻撃を防げたことが良かった。攻撃では少ないチャンスもGKとの1対1を作るなど、前半狙った形は出せた。雲・風出ており涼しかったことが練習不足の本校にとっては救いであった。前半できた手応えと日照りが強くなってきて後半足が止まる不安が次々と生徒の言葉から出てくるハーフタイム。不安は的中する。
・太陽が顔を出し、変化のあった後半の立ち上がりにばったり足が止まる。足が止まった本校のDFライン裏をつかれ、開始2分でサイドから合わせられ失点。このまま大量失点も頭をよぎるが、ハーフタイムには0-1になった後の戦い方も確認していたため、そこから戦術を変更。これまで課題であったボール保持にとりかかる。向かえた後半16分、本校GKからスタートした攻撃は相手にボールをさわられずに相手ゴールネットを揺らしていた。フットサルで取り組んできたボール回し、ローリングと飛び出しで最後は本校CBとWBが相手最終ラインを攻略しGKと1対1を制した。なかなかお目にかかれないゴールで同点に追いついた。その後は本校の足は完全に止まり、相手の度重なる攻撃を受け続けるも運に助けられ同点で試合を終えた。
・ヒートトレーニング不足、選手層の薄さで足が止まることは今後の課題。
ただし、攻撃・守備・攻守・守攻、4つの局面整理がチームに浸透し幅広いやり方で試合をおこなえるようになってきている。本校生徒は他校の先生からも生徒・チームの特徴が見えやすいチームという評価を頂いている。そのため課題も明確になりやすい。選手権大会に向けて積み上げるべき課題に個人・チームとして向き合い成長を続けていく。
・試合をして頂いた小松島高校、大会運営に尽力頂いている川島高校、審判、社会福祉協議会・保護者の皆様、本当にありがとうございました。