R6 短期留学プログラム 本年度報告
このプログラムは、単に海外の空気を味わって「楽しかった」で終わってしまうような、海外旅行の延長線上にあるような留学とは異なり、参加者たちがその経験から問題意識をもって世界へ羽ばたこうとする、いわゆるグローバルな 視点を持った人材を育成することを目指しています。
コロナ禍の影響もあり、2年前まではオンラインプログラムという形でマーセッド現地の生徒のみなさんとのセッションを通じて交流してきました。
昨年度からアメリカへ研修に行くことができるようになりました。そして今年度も、選考により選ばれた生徒5名(3年生3名、2年生1名、1年生1名)が、第2期生として参加しました。
4月に参加が決定した生徒5名は、渡航に向けて5月からオンラインによる事前研修を受講し、7月後半の10日間の留学に備えて準備を進めてきました。
留学先であるマーセッドカレッジはカリフォルニア州サンフランシスコから東に車で約2時間半のマーセッド市にある2年制大学です。大学内での語学研修に加え、アップル本社・AMD訪問や、大学授業の聴講、そして地域高校生との交流など盛りだくさんの経験を積んできました。
参加生徒たちにとって今までで一番短く感じるような濃密な10日間となりました。
9月19日 全校生徒の前で留学報告会
1人10分間、自身の留学に対する思いや発見、経験から得た学び、次のステップへ向けてなど、各々が強い思いを込めて発表しました。在校生たちも、大変興味を示し、刺激を受けている様子で、全員にとって大変有意義な時間となりました。
12月19日 マーセッドカレッジ短期研修 事後研修会2024
3年生3名が代表として東京に行かせていただきました。衆議院第二議員会館という普通にはなかなか入ることができない場所での研修に驚きました。
山内社長が繰り返しおっしゃっていた、「みなさんがこの場所でプレゼンをするためにいろんな団体の多くの方が協力してくれて、当たり前ではない」ということを体全身で感じながらの発表となりました。
発表は非常に堂々と練習の成果を発揮し、海部高校の代表として素晴らしいプレゼンをしてくれました!
実際の研修の中で、本日はあなたにとってどのような研修だったのか、生徒全員に問われた場面がありました。そこでも積極的に、「自分たちとは違う視点を持っている社会人の方々とお話しでき、刺激をもらって貴重な体験ができました。」と社会人の方々が思わず唸るような発言をしてくれました。
研修でも何度も言われていましたが、この経験を忘れないように、日々の行動に習慣化していってほしいと思います!
このプログラムは、生徒たちの自主性によって成り立っています。
“プログラムに参加したい!”という強い気持ちからその意志と行動力をもって、実践に移してくれました。
そのアクションがあったからこそ、この貴重な経験があり、目的意識をもって行動したからこそ深い学びがあったと生徒たちを見て実感します。国際理解において必要な、「自国・自身を深く理解する」というところにも気づくことができていたのは彼らの大きな発見であり、今後の国際社会へ羽ばたく第1ステップとなったことでしょう。
このような貴重な経験ができる短期留学プログラムに海部高校の代表として、ぜひ参加してみませんか?
興味がある人は、まずは何でもいいので聞きに来てください。来年度はじまってすぐにプログラムは走り出すので、準備もしておいてください!
参加者の感想
・峰村さん(Apple本社勤務)のお話から、世界にかぶれるのではなく自分たちの文化を大切にすることに気づけた。
・大きさという観点でとても驚いた。世界は広いと感じた。
・教会での言語を勝手に英語をイメージしていて、自分の先入観に気づくことができた。多くの視点から物事を見ることができるようになりたい。
・語学研修では、ホストファミリーについて3、4分英語でプレゼンテーションをした。来る前では想像がつかず成長を感じた。
・ホストファミリーが優しくてお別れの時はとても寂しかった。会いたい気持ちがあるので、必ずまた行こうと思う。