令和6年度 第5回人権学習HR活動

2月20日(木)に第5回人権学習HRを行いました。

1年生【ジェンダー平等について】

  ジェンダー問題とは、社会的・文化的に構築された性差による不平等のことである。教育格差や雇用機会、家庭における家事負担など、多くの問題が残っている。特に日本は、経済・教育・政治等の分野での世界各国の男女間の不均衡を示す指標であるジェンダーギャップ指数において、先進国の中で最下位であり改善が求められている。この問題について、自分たちの身の回りにはどのようなジェンダー問題が存在しているのかを知り、改善させるための方法を考えた。

*人権推進委員の感想

・「男性だから」、「女性だから」という考え方を持たないように意識はしている。しかし、実際に街中でスカートをはいている男性を見た際に、心のどこかで「男性なのに」という違和感を抱いてしまう。ジェンダー平等を実現させるためには、まず自分自身の考え方を変えていくことが今の自分にできる1番のことではないかと考えた。

・ジェンダーギャップ指数が世界146カ国中,125位(主要先進国内で最下位)ということに驚いた。なぜ日本の男性は育休を取らないのだろうと思った。

 

2年生【人権尊重のまちづくり(同和問題)について】

 同和問題とは、日本の歴史的過程で形作られた身分差別であり、経済的・社会的・文化的に長期間差別され続けてきた。また、近年はインターネットの普及に伴い、被差別部落の地域や個人宅をさらすという人権侵害が急増している。今回の学習では、今日における同和問題について、プリント資料やビデオを視聴し、自分たちがこの問題にどう関わっていくべきか考えを深めた。

*人権推進委員の感想

・同和問題が今もインターネットなどを通じて起こっていることや、徳島県でも起こっていることに驚いた。他人事だと思わず、互いに尊厳を認め合うこと。昔ながらの迷信にこだわったり、偏見で物事を判断したりせず、差別を許さないという価値観をもって行動していきたい。

・その地域に生まれただけで就職や結婚など様々な差別に巻き込まれるのはおかしいと思った。同和問題についての正しい知識がないから偏見や差別が生れるということを知り、同和問題についてもっと理解を深めたいと考えた。