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2015/10/13

「NIPPON」探究スクール事業活動報告㉓~大阪・神戸研修3日目~

| by:NIPP0N探究


 ドイツ・オランダとの対外交流史及び長井長義について調査・研究する研修もいよいよ最終日となりました。7月23日(木),残念ながら昨日からの雨はやみませんでしたが,3日目の研修へと向かいました。さあ,いよいよ最終日の研修のスタートです!



【訪問場所⑧ 在大阪神戸オランダ総領事館】

 まず,日蘭交流史を学習するために在大阪神戸オランダ総領事館を訪問しました。当日は副領事のハイス・ヴァン・スカイクさんより 「オランダと日本との文化間交流の歴史と現在」のテーマで約2時間お話をいただきました。ハイスさんはとても気さくな方で,時折冗談も交えてくださり,生徒達は非常に楽しくお話を聞くことができました。また,生徒達のために説明用のパワーポイントデータも作成してくださり,とても分かりやすい内容でした。
お話の概要は,オランダと日本との交流の歴史,オランダの衣食住,国土が低地のため生活が自然に対応していること(水・堤防等),自転車事情,教育制度,現在のオランダの問題等でした。オランダの芸術家は日本の浮世絵に影響を受けていること,日本の有田焼はオランダ人も好みとしており,オランダでも焼かれていること等,興味深い内容が盛りだくさんでした。また,オランダもドイツと同じく,高齢者化が進んでいることや,環境に力を入れているということが分かり,私たちも協力して共通の問題に対応していかなければならないと強く感じました。


      

副領事のハイスさんです。まずは生徒達への質問から。 衣食住について。とても美しい風景写真が次々と。

      

教育制度について。小学校卒業時のテストが大切!  リーフデ号の到着以降,日蘭交流が始まります。

      

平戸に商館を開いていたときのお話です。        蘭学が日本に与えた影響は本当に大きかったと再認識。

      

芸術における日蘭交流について。オランダの有田焼。  面白くてあっという間に時間が過ぎてしまいました。

      

オランダのお菓子と紅茶に舌鼓。満面の笑顔です。  ストロープワフェル(ゴーダワッフル)です。

      

お土産までいただきました。ありがとうございます。  最後に記念撮影。生徒達も興奮気味でした。

      

貿易許可の朱印状がありました。             日蘭友好のバッチです。とても可愛いデザインです。


        
【訪問場所⑨ 神戸北野異人館】

 今回の研修の最後は神戸北野異人館です。こちらには外国人の生活文化と歴史に触れるために訪問しました。ゆるやかな坂を登るとたくさんの異人館が建ち並び,異国情緒があふれていました。ここでは,たくさんの異人館があることから,それぞれの興味関心に応じて自由見学としました。


      
入館券を持って自由見学スタート。            まず女子達は英国館に足をすすめていました。

      

帽子をかぶって記念撮影。                館内展示を見ています。

      

シャーロック・ホームズの展示です。           ホームズの7つ道具です。

      

美しい食器が並べられています。             男子達は家財道具を見ていました。

      

「ガォ~!!」ホッキョクグマの剥製です。        「グルグル~!!」白オオカミの剥製です。


 

【生徒の3日目の研修を終えての感想(一部抜粋)】

・「3日目はまずオランダ総領事館に行きました。オランダ総領事館には行ったことがなかったので,とても貴重な経験となりました。副領事のハイスさんがお話をしてくださいました。オランダの国土は平らで低く,一番高い場所は323mだそうです。私はもっと低いのかと思っていました。オランダは世界で一番平均身長が高い国で,男性は183㎝,女性は177㎝と男女とも背が高いことが分かりました。オランダでは自転車を1人あたり平均1.1台所有しており,自転車道路も整備されていることも知りました。歩行者と自転車と自動車とで,それぞれ道路があるのは良いと思いました。日本では多くの場合,歩行者と自転車が同じ道を通っているので,接触事故も多く危険な面もあるので工夫が必要だと思いました。日蘭交流では,リーフデ号が1598年にオランダを出発し,1600年に日本に到着したとのことで,長い時間をかけてやっとの思いで来日したのだということが分かりました。お話の中で,長崎の平戸について興味がわき,ぜひ行ってみたいと思いました。蘭学では,『解体新書』やレンブラントの「トゥルプ博士の解剖学講義」,エレキテルの実験のお話がありました。私の知らない蘭学の分野も知ることができて良かったです。また,ミッフィーがオランダでつくられたことは知りませんでした。ゴーダワッフルがとても美味しく,購入できるのでれば,ぜひ購入したかったです。3日間,大阪と神戸を研修し,たくさんのことが学べてとても充実していました。」

・「3日目はオランダ総領事館に行き,副領事さんが現在のオランダについて,オランダと日本との交流についてお話をしてくださいました。オランダは土地が低く,何も対策をしないと国土の3分の1が海に沈んでしまうこと,オランダ人は背が高いこと,オランダから日本にもたらされたもの等,興味深い内容が多かったです。オランダは自転車保有数が多く,自転車専用道路をつくったことから事故やトラブルがあまりないということで,日本も見習って欲しいと思いました。ハイスさんはとてもフレンドリーな方で,ときどき冗談や質問をはさみながらお話ししてくださったので,分かりやすく面白かったです。昼からは北野異人館に行きました。坂が多くて登るのがたいへんでしたが,おもしろい建物や展示が多く,この地域だけ雰囲気が異なっていました。「うろこの家」から見える神戸の街やポートタワーはとてもきれいでした。この3日間を通して,海外と日本の知識や文化の交流についてたくさんのことが学べました。これからの学習に向けて,今回学んだ知識を使ってどんどん学びを広げていきたいと思います。」



 大阪・神戸市内研修は雨天に悩まされながらも,各研修でたくさんのことが学べました。生徒の感想からも,次の学びにつながる研修であったと思います。今回の研修では,各関係機関様にわざわざ本校生徒のために説明資料等をご用意いただき,多くのご支援を賜りました。たくさんの方に支えられながら研究活動ができているということに心あたたまる思いであるとともに,お世話になった皆様に深甚の謝意を申し上げます。本当にありがとうございました。



 次回の活動報告は,本年度の県外研修2回目(神戸市立博物館・神戸大学海事博物館訪問)を掲載する予定ですので,ぜひご覧ください!!


 


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